腱鞘炎とは、骨と筋肉をつなぐ腱をパイプのように包んでいる腱鞘が炎症を起こして腫れ、腱との間に摩擦を起こして指などが傷んだり動かしにくくなったりする病気です。

パソコンのキーボード等を打ちすぎたり、ピアニストや美容師等、職業上の必要で腱を良く動かす場合に起こります。治療法としては、患部を安静に保ち、炎症を鎮め、血行を良くすることですが、患部を安静にしていたら日常生活が困難になりやすいので、なかなか完治しません。整形外科での治療では、患部の安静を指示されて抗炎症薬を処方され、症状がひどい場合にはステロイド注射を打ったり、最悪の場合は手術で腱鞘を広げることもあります。

しかし、抗炎症薬も、ステロイド注射も対症療法で、一時的に腫れや痛みがおさまるだけです。熱を持った初期の一時的な腱鞘炎の場合は、タオルにくるんだ保冷材等で十数分ほど冷やすか、冷シップをすると症状がなくなることもあります。熱を持たない慢性化した腱鞘炎は逆に温めて血行を良くします。これには使い捨てカイロや温シップを活用します。

しかし、患部の安静がなければ治ることはありません。患部を安静にするには、サポーターやテーピングが効果的です。ただ、ずっと固定していると逆効果になりますから、動かすことのない就寝時等には外しておきましょう。いずれにしても、無理して作業を続けて悪化させるよりも、少し患部を休ませることが最善の治療法です。

また、ストレッチも効果的です。指を握ったり開いたり、手首を曲げたりする運動を、作業の合間に行います。目が疲れたら遠くを見て休ませるのと同じです。予防にもなりますから、キーボードを良く打つ人、肩こりや加齢等で手の血行が悪くなっている人等は作業の合間におすすめです。
治験のことならこちら

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *