腱鞘炎という単語自体は、日常生活において耳にする機会は多いと思います。

しかし、実際のところ、どのような疾患なのかわかっていない方も多くいらっしゃいます。腱鞘は、身体中に沢山あります。筋肉の末端、骨と付着する部分には腱という組織が存在します。アキレス腱はよく耳にするかと思いますが、このアキレス腱に代表される筋肉の末端にあたる腱という組織は、筋肉自体よりもずっと損傷しやすい部分になります。

硬い組織にはなっていますが、損傷した場合に治りづらいのです。何故かというと、筋肉に比べて血流に乏しいからです。こうした特徴を持つ腱ですが、身体の各所で運動が行われた際、筋肉の収縮に伴って動きます。この時に腱の動きを円滑にし、ずれないように保護するものが腱鞘です。この腱鞘に炎症が起こった場合、筋肉の伸縮に伴って腱と腱鞘が擦れて痛みが発生します。

この状態を腱鞘炎と言います。こうした症状の治療ですが、大きく分けて保存療法と手術療法の二つが存在します。手術療法では、炎症を起こして狭くなってしまったり腱を締め付けたりする腱鞘を切るという方法があります。腱が肥厚していたり、腱鞘が狭窄していたりする場合、この手術療法でかなり運動性が改善されます。

次に保存療法ですが、これは痛みや腫れが主訴の場合に多く選択されます。腱鞘炎が軽い場合の治療では、熱を持っていて腫れている場合には冷やす、そうで無い場合は温める、これによりかなり症状が改善されます。また、痛みが走る方向へ動かさないように固定をする事により、炎症が治って症状が改善したりします。また、痛みが激しい場合の治療にはステロイド注射を患部に打つ場合もあります。

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